2018年01月06日

肥満と膵がん

院長です


あけましておめでとうございます。今年も前田接骨院をよろしくお願いいたします。

さて、年明け早々悲しいニュースが飛び込んできましたね。燃える男、星野仙一さんが亡くなられたと。現役時代、そして監督をしていた時も、いつも闘志をむき出しにしていた星野さん。野球をこよなく愛し、野球界の将来をいつも気にかけていましたね。野球界にとって本当に大きな力を失った気がします。野球大好きな私には、残念でたまりません。しかしその死亡原因は膵がんだったそうですが、改めて膵がんの怖さを知った気がします。そこで今回は、膵がんについて・・・

膵がんは早期に診断する事が難しく、診断がついた時には手術ができない場合が多いそうです。そして、膵がん発症に最も関与している生活習慣は喫煙と肥満で、また、糖尿病、慢性膵炎や膵に嚢胞を持つ人は膵がん発症のハイリスク群なんです。

喫煙は膵がん発症の危険率を2~3倍に増加させると報告されています。日本では約11万人を対象とし、平均8.1年追跡調査をした研究で、非喫煙者と比較して喫煙者の膵がん発症の相対危険度は男性で1.6倍、女性で1.7倍であったと報告されています。

肥満は、青年期の男性で BMI(肥満指数)が30以上の肥満では、肥満が無い男性に比べ危険率が3.5 倍増加しており、青年期の肥満は日本人の男性での膵がん死亡リスクに強く関連しています。一方、女性ではBMIが高い群は正常群に比べ60%危険率が増加すると報告されています。

それ以外には、飲酒やコーヒーも危険率が上がると言われていますが、コーヒーに関しては、1日4杯以上コーヒーを飲む人では膵がん死亡リスクが増加し、特に男性では危険度が3.2倍と報告されています。

どうですか?よく癌は体質とかといわれる方もおられますが、やはり日頃の生活習慣が一番影響します。ヘビースモーカーの方は本数を少しでも減らしましょう。そして、体重の重い方は少しでも体重を落としましょうね。

posted by maedagenki at 22:58| Comment(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする