2017年06月09日

患者さんの悲しみは私の悲しみ

今日、半年ぶりに来ていただいた患者さん。もう当院に来ていただくようになってから20年くらいになるでしょうか。症状はほとんど腰痛です。建設関係のお仕事をされていますので、たびたび重いものを持たれるため腰への負担は半端なく、今日もそれが原因で負傷し来院されました。しかし、まあ治療はさておき。半年ぶりでしたので近況をお訊ねすると、娘さんが昨年12月に亡くなられたと。まだ30代半ばでした。癌だったそうですがほとんど症状もなく、なんかおかしいなと思い病院に行ったときにはすでに手遅れの状態だったと・・・聞いて、絶句。言葉がでませんでした。この方は、奥さんが数年前に亡くなられ、一人っ子の娘さんとの二人暮らしでした。長く来院されている患者さんには、今までいろんな話を聞かせていただいていますので、話されることの情景が目に浮かびます。気の毒でなりません。どれだけ悲しく辛かったことでしょうか。現在午後9時・・・夕食を済ませ、仕事の書類の整理をしているところですが、とても気分が重いです。
posted by maedagenki at 21:09| Comment(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする